10月3日の「ジャパンオープン」で復帰戦を迎える浅田真央(24=中京大)が準備万端だ。6日、姉の舞(27)とともに横浜市内で新CM発表会に出席。1年間の休養を挟んでの新シーズンを前に真央は「練習を積み重ねていつもと同じような形に仕上がってます。あとは体調や精神状態を整えて臨みたい」。晴れやかな表情で順調な調整ぶりをうかがわせた。

 佐藤信夫コーチ(73)からは「そろそろまとめに入ろう」と言われていることを明かし「試合に向けて仕上げていく段階に入っている」と真央自身もそれを意識して、練習に取り組んでいる。

 関係者によれば、今後は「国内で調整に専念する」予定。「ジャパンオープン」の舞台は休養前、最後の試合となった昨年3月の世界選手権と同じさいたまスーパーアリーナとあって、世界女王となった1年半前と変わらない輝きを放つつもりだ。

 一方、この日発表されたのは2010年からCMキャラクターを務める佐藤製薬「ストナシリーズ」の新作「風邪VSストナ」編。

 真央は正義の「ストナ」と悪役の「風邪」を一人で2役演じている。イメージにはない悪役に「表情や動きで何とか頑張りました」。

 また、ワイヤアクションにも初挑戦。「何回転でもできるから不思議。5~6回転はしました」。代名詞のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)以上の回転に舞は「かっこ良かった。私もやりたかった」。新CMは6日から全国で放送されている。