フィギュアスケートのソチ&平昌五輪金メダルで元世界王者の羽生結弦(27=ANA)が27日、アイスショー「ファンタジー・オン・アイス」(千葉・幕張)に登場し、北京五輪以来となる演技でファンを魅了した。

 リンクに併設されたステージではシンガーソングライターのスガシカオがアイドルグループ「KAT―TUN」の曲「Real Face」を熱唱。その歌声に合わせ、大トリで登場した羽生はキレ味のあるステップなど、強くて美しいスケーティングを披露した。

 また、全ての出演者がリンクに出たフィナーレでは4回転トーループとトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷。しゃがんだまま力強く拳を握り、最後はアイスショー恒例となったマイクなしの〝ナマ声〟で「ありがとうございました!」と絶叫した。

 羽生は新シーズンへ向けて進退を明らかにしていないが、この日は圧倒的な主役。幕張公演の後は名古屋、神戸、静岡の公演にも出演を予定している。