フィギュアスケート女子のアナスタシア・シャボトワ(16=ウクライナ)が同国代表から追放された件で、2006年トリノ五輪フィギュア男子シングル金メダリストでロシア人指導者のエフゲニー・プルシェンコ氏(39)は「連絡がつかない」と語った。

 ロシア出身のシャボトワは2019年に母の祖国であるウクライナに帰化。同国でチャンピオンとなり、北京五輪にも出場した。

 ところが、ロシアがウクライナに侵攻後の3月にプーチン大統領を支持するプルシェンコ氏がSNSに投稿したメッセージに「いいね」を押したことで、同国代表から追放されてしまった。

 この騒動を受けてプルシェンコ氏はシャボトワをロシアでサポートすると宣言していたが、いまだにコンタクトが取れていないという。ロシアメディア「SPORT24」によると、プルシェンコ氏は「残念ながら、アナスタシアと連絡を取ることができませんでした。もちろん、私は彼女をサポートする気ですが、現時点で情報はありません」と語ったという。

 同メディアは「キーウに滞在していたシャボトワは緊急的にウクライナを離れようとしていると言っていた」と伝えていたが、その後の消息はつかめていないようだ。