フィギュアスケートのアイスショー「プリンスアイスワールド」が25日、西東京市の「ダイドードリンコアイスアリーナ」で行われ、右足のケガで今季すべての試合を欠場している元全日本女王の紀平梨花(19=トヨタ自動車)が約7か月ぶりに観客の前で氷上に立った。

 公の場でリンクに登場するのは昨年7月のアイスショー以来。オープニングでは元世界ジュニア女王の本田真凜(20=JAL)ら6人のスケーターの〝大トリ〟として銀盤に姿を見せた。純白の衣装に身を包み、右足を確かめるようにしっかりと華麗に滑った。

 紀平は右足のケガのため今季はグランプリ(GP)シリーズのスケートカナダ、NHK杯などを欠場。昨年末の全日本選手権もギリギリまで模索したが出場できず、目標だった北京五輪出場はかなわなかった。

 この日の演技を再スタートとして、4年後の2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を目指す。