元フィギュアスケート選手の村主章枝氏(41)が20日、お笑いコンビ「爆笑問題」がMCを務めるTBS系「サンデージャポン」に生出演し、北京五輪女子フィギュアスケートのカミラ・ワリエワ(15=ROC)をめぐる一連の騒動について言及した。

 ワリエワのドーピング騒動への関与疑惑や、演技後にかけた叱責の言葉で、コーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏に批判が殺到している。

 村主氏はエテリコーチについて「選手を殴ったり蹴ったり、怒鳴ったりはないが、何度も反復練習するので、ついてこれない子たちは脱落していく厳しさはある。日本は小さい頃からコーチと二人三脚の育成型ですが、ロシアは選んでいく選抜型という形なので、違う厳しさがある」とその指導法を説明。

 ドーピング疑惑については「コーチが『飲め』とやっていたかは分からないが、プロのコーチなら分かると思う。これくらいの練習量なら、これくらいで疲れ、これくらいの休息で回復すると把握している。それが突然ある日、やってもやっても疲れない、すぐ回復するというのは必ず分かるはず」と話した。

 デーブ・スペクター氏から「成長まで止めているのではないか。虐待に近いと言われている」と、年齢制限を上げるべきとの声が上がっていることを聞かれると、「国の都合が出てくる」と年齢層の若い競技者が多い国が反発すると指摘。「中の人ではなく、医学的、科学的に検証した上で年齢設定すべきなんじゃないかな」と外部識者による検証が必要との見解を示した。