北京五輪フィギュアスケート女子フリー(17日)を前に、ショートプログラム(SP)で4位発進となったロシア・オリンピック委員会(ROC)の天才ジャンパー、アレクサンドラ・トルソワの不調がロシアで報じられている。

 SPでは、ROC3強の一角を崩し、坂本花織(シスメックス)が3位に。トルソワと僅差で樋口新葉(明大)が5位につけている。

 日本勢のライバルとなるトルソワは、フリーで4回転ジャンプを5本組み込む可能性もある。しかし本番を前に、16日の公式練習で4回転ジャンプのミスを連発。「スポーツ・エクスプレス」などロシアメディアは「トルソワは5回中、1度しかクリーンな4回転ジャンプを跳べなかった」と〝異変〟を報道。4回転フリップと4回転ルッツで転倒し、4回転サルコーが2回転、4回転トーループがステップアウトした様子を伝えた。

 ワリエワのドーピング問題で揺れるROC。影響もありそうだ。