【フィギュア】紀平梨花 北京五輪枠取り “一発勝負” の全日本出場 最終調整で時を待つ

2021年12月19日 05時15分

全日本選手権が復帰の舞台となる紀平梨花(東スポWeb)
全日本選手権が復帰の舞台となる紀平梨花(東スポWeb)

 フィギュアスケートの全日本女王・紀平梨花(19=トヨタ自動車)が競技人生を懸けた戦いに打って出る。

 今季に入って「右足関節骨軟骨損傷」の故障を負った紀平はスケートカナダ(バンクーバー)、NHK杯(東京)のグランプリ(GP)シリーズを欠場。いまだ今季初戦を迎えていないが、北京五輪出場の必須条件となる全日本選手権(22~26日、さいたまスーパーアリーナ)へ向けて最終調整に入っている。

 男子エースで五輪2連覇の羽生結弦(ANA)も右足のケガでGPシリーズを全休しているが、日本スケート連盟が定める選考基準「世界選手権3位以内に入賞した実績」をクリアしているため全日本欠場でも代表入りは可能。しかし、紀平は世界選手権4位(19年)が最高位のため特例は適用されず、北京五輪出場3枠に入るためには是が非でも全日本に出なければならない。

 裏を返せば、全日本に出場さえすればチャンスは生まれる。優勝なら無条件で枠を獲得。残り2枠は「全日本2~3位」「ISUシーズンベストスコア上位」「ISUワールドスタンディング上位3名」などの条件を満たした選手の中から選考される。紀平は現在、ワールドスタンディングで日本人2位(1位は坂本花織)につけており、総合的に判断されて選出する可能性は大。仮に全日本で表彰台に立てなくても、過去には2013年に全日本男子5位の高橋大輔が選ばれ、3位の小塚崇彦が落選したケースもある。

 18年の平昌五輪は「前年6月30日の時点で15歳以上」という年齢制限にわずか21日足りずに出場不可。そのためスケートを始めた時から2022年に照準を合わせてきた。親子ともどもスケート以外のほとんどを犠牲にし、ここまで来た。そんなさまざまな思いを背負い、いざ一大決戦を迎える。

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