来年2月の北京五輪に向け、韓国フィギュアスケート女子のトップ選手らが今季のプログラムを発表。元五輪女王のキム・ヨナさんへの「オマージュ」(尊敬)だと、韓国で注目を集めている。

 韓国「マネー・トゥデイ」は「フィギュア女子代表選手の共通点はフィギュア女王キム・ヨナだ」と特集した。今年3月の世界選手権で10位に入ったイ・ヘインがフリーでキムさんも滑った「オマージュ・トゥ・コリア」を採用。「キム・ヨナのプログラムとして国民に精通している」と説明した。

 また、同11位のキム・イェリムは、フリーの振付師が「キム・ヨナの振付師としてよく知られているデビッド・ウィルソンだ」と伝え、女王の影響を指摘。SPで「ロクサーヌのタンゴ」を選択したイム・ウンスについても「キム・ヨナのシニアデビュー曲を選んだ」と、3選手が五輪女王と関連するプログラムでシーズンに臨むと伝えている。

 キムが引退後、世界に強烈なインパクトを残す後継者がなかなか出て来ない韓国。大レジェンドのパワーを少しでも借りたいところだ。