GPファイナル連覇の壁 羽生VS美姫恋人の行方

2014年12月03日 11時00分

GPファイナル連覇を目指す羽生

 フィギュアスケートのGPシリーズ最終戦NHK杯(大阪)でソチ五輪金メダルの羽生結弦(19=ANA)は4位に終わりながらも、6番目の最終切符でGPファイナル(11日開幕、スペイン・バルセロナ)出場を決めた。「日本人最下位として、思い切って一番上を目指したい」とファイナル連覇を目指すなか、最大のライバルとして、地元スペインのスターで日本でも一躍脚光を浴びた“あの男”が挙がっている。

 

 

 GPシリーズ第3戦・中国杯での流血事故から約3週間で復帰したものの、悔しい4位。フリーの演技から一夜明けた30日、羽生は「昨日はよく眠れなかった。悔しさで寝たり起きたりうなされた」と振り返った。それでも常に前向きな五輪王者は、次の戦いの舞台GPファナルに視線を向けた。「ぎりぎりで最後の1枚の切符をつかんだ。五輪王者でも世界王者でもなく挑戦者として頑張りたい。日本人最下位として、思い切って一番上を目指したい」と優勝に目標を定める。


 羽生にとっては日本人男子初の連覇を目指す場だ。日本からは町田樹(24=関大)、無良崇人(23=HIROTA)が出場。優勝を目指すライバルになるが、「最大の強敵」ともくされているのが地元スペイン代表でソチ五輪4位のハビエル・フェルナンデス(23)だ。


 GPファイナルがスペインで行われるのは初めてのこと。フィギュアスケートでは同国初のシニアビッグイベントになる。スペインスケート連盟の会長は国際オリンピック委員会(IOC)会長を務めた故フアン・アントニオ・サマランチ氏の娘、マリア・テレサ・サマランチ氏。スペインは決して冬季種目が盛んな国ではないが、同女史が熱心に働きかけて、GPファイナルの招致に成功したという。


「(招致の理由は)フェルナンデス選手が世界の舞台で活躍していることが大きい。彼がいるので大会は盛り上がります。またサマランチ会長もスペインのスケート界を盛んにしようと熱心です」(国際スケート連盟に詳しい関係者)