<フィギュアGPシリーズ ロシア杯>本郷理華初Vも本人は満足せず

2014年11月17日 16時00分

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦ロシア杯(15日、モスクワ)、女子フリーで本郷理華(18=愛知みずほ大瑞穂高)が118・15点で1位となり、合計178・00点でGPシリーズ初優勝を果たした。前日のショートプログラム(SP)2位からの逆転。出場2大会目での優勝は浅田真央(24)、村上佳菜子(20=ともに中京大)に次ぐ快挙となった。

 

 GPデビュー戦となった2週間前のスケートカナダの得点をSP、フリーでともに更新する会心の内容。一夜明けて取材に応じ「まだ実感は湧いていない。友達からたくさんお祝いのメールがきた」と初々しく語った。第一人者の真央は休養中で、鈴木明子さん(29)もソチ五輪を最後に引退。選手層が一気に薄くなっていただけに、本郷だけではなく日本女子フィギュア界にとっても価値ある優勝となった。

 

 とはいえ、今回の合計得点はスケートカナダ3位の宮原知子(16=大阪・関大高)、スケートアメリカ3位のグレイシー・ゴールド(19=米国)の得点に及ばず、今大会のレベルは決して高くなかった。フリーのジャンプでも回転不足と判定されたように、技術的にはまだ未熟。「この点数ではスケートカナダだったら表彰台に乗れていない。実力が上の選手はもっとたくさんいる」と本人も満足していない。

 

 それでも真央、鈴木、村上よりも高い166センチの長身で、長い手足から繰り出される演技はジュニア時代から評価が高かった。鈴木を指導した長久保裕コーチ(67)に師事。4年後の平昌五輪に向けて、どこまで成長できるか。