フィギュアスケートの平昌五輪銀メダル・宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が5日、世界国別対抗戦(15~17日、丸善インテックアリーナ大阪)への意気込みを公表した。

 新型コロナウイルス禍によって前代未聞のシーズンを経験し、また一つ成長した。先月の世界選手権(スウェーデン・ストックホルム)では初出場で銀メダルの後輩・鍵山優真(17=星槎国際横浜)に成績で抜かれ、自身は4位。それでもシーズン最終戦へのテーマをあえて「スタート」と位置付け、こんな思いを口にした。

「全日本選手権、世界選手権が終わって、また一歩先に踏み出したいと思いました。国別対抗戦がシーズン初戦の気持ちで、ここからまた始まる第一歩、『スタート』という気持ちを込めてこの言葉にしました」

 北京五輪が控える来季への挑戦はすでに始まっているようだ。