フィギュアのアイスダンスで活躍する村元哉中(28)、高橋大輔(34=ともに関大KFSC)組が世界選手権(3月、ストックホルム)の補欠登録を辞退した。24日に開かれた日本スケート連盟の理事会で承認された。辞退の理由は「コンディション不良のため」としている。

〝かなだい〟は昨年12月の全日本選手権(長野)で2位。優勝して世界選手権代表に選ばれた小松原美里(28=倉敷FSC)&ティム・コレト(29、小松原尊)に次ぐ成績を残し、補欠となっていた。しかし、同大会で村元は左ヒザを故障しており、その負傷個所を考慮したとみられる。

 国際大会に出場するためには国際スケート連盟(ISU)に演技映像を提出してオンラインのミニマムポイント(最低参加条件)を獲得する必要があるが、コンディションを加味して辞退を申し出たという。

 2人は2022年北京五輪出場を目指し、今年の全日本選手権制覇を目標に掲げている。