来季休養の真央 1年間は“隠遁生活”

2014年05月21日 11時00分

真央は笑顔で1年間の休養を表明した

 進退が注目されるフィギュアスケートの浅田真央(23=中京大)が19日、都内でアイスショー「THE ICE(ザ・アイス)」(7月、長野・愛知・大阪)の記者会見に出席。7月から始まる来シーズンについて「今年は自分の体も気持ちも、少しお休みする形で決めました」と明かした。現役続行か引退か「ハーフ・ハーフ」のままで休養明けに判断することになるが、中途半端が嫌いな真央らしく、この1年間は極力華やかな舞台を避ける“隠遁生活”を送るという。

 


 現役続行か引退かで揺れていた真央が出した答えは1年間の休養だった。2月のソチ五輪終了直後に「1年休むにしても…」と休養を示唆する発言をしていたが、この日の会見でもその通りの道を選択した。多くのフラッシュがたかれる中で「(来季は)すべての試合をお休みする形にしたい」と、すっきりとした表情で話した。


 ソチ五輪で6位、3月の世界選手権(埼玉)では4年ぶりに優勝。完全燃焼し、シーズンを終えた。その後、全国で行われたショーに出演しながら今後について考えてきたが、答えを出すには至らなかった。「すべてやり切ったという気持ちだった。またこれからも(同じように)頑張れるのかな、という思いだった」。一方で「引退という決断にも至らなかった」。そこで「とりあえず1度休んでみようと。この1年間は今後、何を目指すのかじっくり考える年にしたい」。競技と離れて心身ともにまっさらな状態に戻し、心に問いかけるという。


 今後の方向性を決める大切な1年となるが、何事も中途半端を許さない真央らしく、休養にも真面目に取り組んでいくという。この1年間は競技生活の重圧や厳しい練習から解き放たれ“自由の身”になる。関係者によれば、現在のところすでに決まっている月末のカザフスタンでのショーや、自身が座長を務める「THE ICE」に関連する行事以外、各種イベントやテレビ出演など公の場に姿を見せる予定はなし。オファーは多数あるが、目立たず、騒がず、あくまで一人の地方女子大生として生活するという。


 一方で、現役続行の可能性もあるだけに「今のレベルを維持しないと、ジャンプも跳べなくなる。練習が必要。毎日リンクに立つと思う」とフィギュアスケートの練習も怠らない。いずれも、真央本人の意向。女子大生生活とスケートという真面目な“隠遁生活”を送りながら、現役続行か引退かを判断する。


 この日の会見では「小さいころは365日滑っていても大丈夫だったが、シニアになってたくさんのプレッシャーもあって、すごく神経を使って練習し、体も心も負担になっていた気がする」と珍しく苦悩の胸中を明かした。休養後にリンクに復帰する可能性は「現時点ではやはりハーフ・ハーフ」という真央が一体どんな“最終決断”を下すのか。