フィギュアスケートのNHK杯(27~29日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)の前日練習が26日に行われ、18年平昌五輪代表の田中刑事(26=倉敷FSC)がリモート会見で抱負を語った。

 今月22日に誕生日を迎えた田中。26歳の抱負について「ケガをしない、病気をしない」と即答した。新型コロナウイルス禍に見舞われた今年は右ヒザを8月に故障。スケーターとして自分と向き合う時間も増えた。

「自分の体が回復しづらいなっていうのは年々感じている。その分、しっかり強化していかないとケガは増えてくると思う。26になってもまだまだトレーニングをしっかり積んでいきたいと思います」

 その上で普通に試合ができる喜びも感じるようになった。田中は「このご時世、試合ができることってすごくありがたいと感じている」としみじみと語り、今大会へ向けて「自分の置かれている現状っていうのをしっかり意識しながら、強い気持ちをもって滑りたいと思います」と決意を口にした。