フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(25=ANA)が9月に早大の人間科学部通信教育課程を卒業したことが8日、分かった。

 羽生は新型コロナウイルス禍の8月、感染リスクを考慮して今季のグランプリ(GP)シリーズを欠場することを発表。同時期にリモート出演した日本テレビ系「24時間テレビ」ではコロナ禍でアイスショーなどが中止になる中、3Dモーションキャプチャによる陸上でのジャンプの研究をテーマにした卒業論文を完成させたことを明かしていた。

 2013年の入学以来、カナダを拠点にスケートと学業を両立。早大在学中に14年ソチ大会、18年平昌大会と2度、五輪金メダルを獲得し、18年には国民栄誉賞を受賞した。