【ロシア・ソチ13日(日本時間14日)発】フィギュアスケートの男子ショートプログラム(SP)で、歴代最高得点の101・45点を叩き出し首位に立った羽生結弦(19=ANA)に、3・93点差の97・52点で2位につけたパトリック・チャン(23=カナダ)は「団体の時の演技から、大きく改善された。正直SPは挑戦だった」と安堵の表情を浮かべた。

 SPで出場した団体戦では4回転―3回転の連続ジャンプの2回目が2回転に、苦手なトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)がステップアウトとミスが目立ち、89・71点で3位だった。この日もライバルの羽生に後れを取ったが、逆転は十分可能。五輪初制覇を目指す世界3連覇男は「羽生の101点には驚いたが、自分のペースを貫くつもり。2位につけるのは好きだし、追いかけるのも好きだ」と前を向いた。