【ソチ7日(日本時間8日)発】4位発進と好スタートを切ったフィギュア団体で日本チームのキャプテンを務める鈴木明子(28=邦和スポーツランド)が7日、五輪会場のアイスバーグで初練習を行った。「丸2日、滑っていなかったので、まだ体が動かない」。ソチ入りした6日は団体の応援だけで、リンクには立っていなかった。


 日本を離れる1週間前には全国の同期の元スケーターから激励の色紙が届いた。「突然だったので宅配便を開けて泣きました。みんなに成長したなと思ってもらえるように頑張りたい」。団体は女子フリー(9日)に出場が有力。仲間たちに集大成の滑りを届ける。


 また、男子フリーで団体出場が確実な町田樹(23=関大)も午前、午後と2度リンクで調整。フリーの曲をかけての練習は転倒して両ヒザを強打した5日以来で「本当はあの時、しっかり通してやる予定だったので、少しずれ込んだけど、できて良かった」と振り返った。


 前日の団体男子SPで羽生結弦(19=ANA)の会心の演技を見守った町田は「ペアの2人も含めて、みんな自分のパフォーマンスをしていたので、自分もそれに続きたい。今はチームなので、(シングルではライバルとなる羽生を)敵視するのは団体戦が終わってからですね」と話した。