ソチ五輪フィギュアスケート女子代表の浅田真央(23=中京大)が5日、ソチへ向け成田空港から出発した。「できることはすべてやった。ソチについてからも、いいコンディション、イメージを持ってやりたい」と笑顔を見せた。

 バンクーバー五輪から4年。満を持して金メダルを狙う真央は、代名詞のトリプルアクセル(3回転半)への強いこだわりを捨て、進化を証明する高難度プログラムで勝負することを決めた。

「トリプルアクセルはフリーで2回ではなく、1回にしたほうがバランスが良くなる。バンクーバー五輪でトリプルアクセルを3回跳ぶ目的は達成した。今回は全種類の3回転ジャンプを跳びたい。2連続3回転も今は調子がいい」と挑戦してきた、女子では唯一となる6種類すべての3回転ジャンプが入る高難度構成に戻すことを明かした。

 すでにこのプログラムは、今季はGP戦2試合で試し高得点をマークしている。集大成の舞台。誰よりも成長した演技で金メダル獲得に挑む。