安藤美姫が「ドイツ復帰」で使った裏技

2013年09月19日 11時10分

 4月の女児出産を経てソチ五輪を目指すフィギュアスケート元世界女王の安藤美姫(25=新横浜プリンスククラブ)が、復帰を前倒しする。ドイツスケート連盟が17日、26日からドイツ・オーベルストドルフで行われるネーベルホルン杯で復帰すると発表したのだ。

 安藤は当初、関東選手権(10月12~14日、新横浜スケートセンター)での復帰を予定していた。その前に海外で“予行演習”といったところか。

 ただ、安藤は昨季まで休養しており、日本スケート連盟から国際大会に派遣する強化選手を外れている。なのに、なぜ国際大会に出場できるのか。安藤側はこれまで国際スケート連盟(ISU)の招待枠で出場する可能性を模索していたが、それが功を奏した格好。そこには、安藤サイドとISUの“蜜月関係”があるという。

 実際、ISUは安藤に温情措置を与えている。安藤は昨季GPシリーズの中国杯とフランス杯にエントリーしたが、結局コーチが決まらないため欠場。日本スケート連盟は欠場理由として「指導者不在で練習せざるを得ない状況であること」に加え「技術的、精神的に調整が間に合わなかった」と説明した。

 ここでの問題は、ISUの規定ではケガなどの不測の事態がない限り、欠場にはペナルティーが科せられること。ところが…安藤の場合なぜか処分がなかった。「実は、安藤は欠場に対してISUのチンクアンタ会長に手紙を書いているんです。そこには『コーチが決まらないこと』や『あくまで選手とコーチは二人三脚で試合に臨まなければならないこと』が記されていた。これでISUは例外的にペナルティーを科さないことを認めうやむやになったんです」(フィギュア関係者)

 もし、規則通りなら今回の出場も認められなかったはずなのだ。しかも、出産騒動の渦中で後ろ盾になってサポートした女性が何らかの橋渡しをした可能性まである。「この女性は元日本スケート連盟の関係者で、チンクアンタ会長とも親しい」とは別のフィギュア関係者。“裏技”を使ってまで出場を決めたからには当然、結果が求められることになるが…。