【フィギュア・四大陸選手権】羽生が「スーパースラム」達成 新型コロナウイルス禍の中での大会に言及

2020年02月09日 15時51分

「スーパースラム」を達成した羽生(ロイター)

【韓国・ソウル9日発】フィギュアスケートの四大陸選手権の男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進の五輪2連覇・羽生結弦(25=ANA)が187・60点をマーク。合計299・42点として大会初優勝を飾り、シニアの五輪、世界選手権、GPファイナル、四大陸選手権、ジュニアの世界選手権、GPファイナルの主要6冠となり、男子史上初の「スーパースラム」を達成した。

 大会前、連覇を成し遂げた2018年平昌五輪の楽曲とプログラムを復活させることを電撃発表。「バラード第1番」に乗せて演じたSPでは、世界歴代最高の111・82点をマークして伝説をよみがえらせた。フリーの曲は「SEIMEI」。羽生自身が「ものすごく自分でいられる」と形容する演目は、ルール改正で演技時間が30秒短くなったため、助走などを短縮してリニューアルした。

 令和版「SEIMEI」の冒頭、4回転ルッツは着氷時に体勢を崩して手をついたが、4回転サルコー、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、3回転フリップはきっちり着氷して加点をつけた。しかし、後半に入るとミスが続いた。連続ジャンプの1つ目の4回転トーループは着氷で乱れながら何とかこらえたが、続く4回転トーループは転倒。その後の3回転半―3回転トーループは成功し、スピンとステップは全てレベル4とリカバーした。

 大歓声のスタンドからは恒例のプーさんシャワー。平昌五輪以来となる韓国の地元ファンに「フリーは満足できる演技ではなかったんですけど、皆さんの声援のおかげで何とか初めて四大陸を勝ることができました」と笑顔で応えた。

 また、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスに関して「今回ご存じの通り、コロナウイルスだとか、その他諸々の問題で来られなかった人とか…。僕ら自身もすごく注意したり、運営方々もすごく注意していたので、僕らも緊張しました。でも、こうやって素晴らしい試合ができたのは皆さんの配慮とかスタッフのおかげです。本当にありがとうございました」と語った。最後は韓国語を交えて感謝の言葉を述べると、人一倍の歓声に包まれた。