2019年のスポーツ界で優れた成績を残した個人・団体を表彰する「第54回テレビ朝日ビッグスポーツ賞」が10日、都内で行われ、フィギュアスケートの羽生結弦(25=ANA)がスポーツ放送特別賞を受賞した。

 シーズン真っただ中のため欠席となったが、ビデオレターで今年の目標を「限界の5歩先へ!」という誓いを立てた、昨年は世界選手権(3月)で2位、全日本選手権(12月)も2位に終わったが、羽生には人類初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)という夢がある。常に限界と闘い続ける氷上のプリンスは「つらいこともあったり、苦しい部分も増えてきました」としながらも「限界に挑んで、それを超えるだけじゃなくて、さらにもっともっと先に行きたい」とコメントを寄せた。

 4回転半の成功、その先には2022年の北京五輪も見える。フィギュア界のパイオニアとして、2020年も限界へ突き進む。