【フィギュア全日本】宇野昌磨「一度でもいいから」 あまりに大きい羽生に勝つことの意味

2019年12月23日 00時31分

宇野(左)と羽生

 フィギュアスケートの全日本選手権で4連覇を達成した宇野昌磨(22=トヨタ自動車)が、胸の内を明かした。

 昨年の全日本選手権では、右足首のケガで一時歩くことさえ困難な状況に陥りながらも3連覇を果たした。しかし、五輪2連覇の絶対王者・羽生結弦(25=ANA)は宇野が優勝した3大会はいずれも不出場だった。

「正直、日本の誰もが僕が1位に3回なったことを気づいていなくて(笑い)。自分でもそう思っていて、本当に日本のスケートのレベルが高いので、うれしいことではあったが、日本中の全員が日本で一番うまいのはゆづくんだっていうのがあったと思います」

 それだけに「僕にとって、羽生選手に一度でもいいから。あまり結果どうこう言いたくないんですけど、スケート人生の大きな一つの目標でした。皆さんは五輪と思っているかもしれないが、それ以上にいつか同じ立場で戦って、一度でいいから勝ってみたいっていう目標があったので、それだけ僕にとって大きな特別な存在です」と羽生に勝つことの意味は大きかった。

 今大会のショートプログラム(SP)で羽生は自己ベストの110・72点をマークしたが、宇野も105・71点の高得点で2位につけた。22日のフリーでは羽生が精彩を欠く中、宇野は安定した滑りを披露。逆転で初めて羽生に勝利を収め、名実ともに日本一の称号を手に入れた。

 宇野が「苦しい中でも辞めずにここまでやってこられて良かった」と感慨に浸ると、その言葉を聞いた羽生はすかさず「追いかけて脅かしてやろうかな」と宣戦布告。2人とも満面の笑みを浮かべた。

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