【フィギュア全日本】高橋大輔 ラストゲームに闘志

2019年12月19日 16時30分

(左から)宇野、高橋、羽生が開会式に参加

 フィギュアスケートの全日本選手権(19日開幕、東京・代々木競技場)に臨む男子の高橋大輔(33=関大KFSC)がラストゲームに向けて闘志を燃やしている。

 2010年バンクーバー五輪男子シングルで日本人初の銅メダルを獲得したレジェンドは14年のソチ五輪後に引退。「8歳からスケートを始めて、ちょっと評価させていただいたが、好きなのかどうか感じられなかったんです」と当時を振り返る。ただ、競技から離れたことで「やっぱり自分自身はスケートがものすごく好きなんだなと思いました。もう過去を捨てて前しか見ていないっていう感じです」と、昨年7月から再び氷上に足を踏み入れた。

 競技に復帰後は、アイスショーでも手を抜くことなく、全力でトレーニングに取り組んだ。高橋に近い関係者は「ある日、振り付け練習が終わった後、飛行機のビジネスクラスで帰るときも、お酒を持ったまま1回も(シートを)倒さずに寝ていました。こんなの初めてでした(笑い)」と話すほど。疲労困ぱいになるまでスケートと向き合う日々を過ごしている。

 高橋は18日に行われた公式練習に参加。記念に跳んだという4回転トーループの着氷に成功し「僕もちょっとびっくりしています」とおどける余裕も見せた。来年からアイスダンスに転向するためシングルは最後。五輪2連覇の羽生結弦(25=ANA)、大会3連覇中の宇野昌磨(22=トヨタ自動車)らを相手に「奇跡を起こせば喜んでくれる」と不敵な笑みを浮かべたレジェンドが、会場を興奮の渦に巻き込む。