【NHK杯】紀平“ニュー勝負服”でSP2位 4回転は「明日の練習で判断」

2019年11月22日 21時01分

赤い新衣装で臨んだ紀平はSP2位

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯(北海道・札幌市、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の女子ショートプログラム(SP)が22日に行われ、前年覇者の紀平梨花(17=関大KFSC)は79・89点で2位発進。今季シニアデビューのアリョーナ・コストルナヤ(16=ロシア)はSP世界最高となる85・04点をマークして首位。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(17=ロシア)は4位と出遅れた。

 前大会のSPで着たロイヤルブルーとは一転、真っ赤な衣装に身を包んだ。「振り付けと曲を頭でイメージしたら真っ青か真っ赤がいいって思った」。直感で選んだ“ニュー勝負服”は氷上で輝きを増した。

 4回転ジャンプ挑戦によって安定感がアップ。冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を華麗に着氷。昨季はSPの3回転半の成功率は30%だったが、今季はこの日を含めて100%だ。3回転フリップ―トーループの連続ジャンプも成功させ、3回転ループは減点となったものの、その後は演技をまとめてフィニッシュ。

 演技を終えた紀平は「今日はすべてのジャンプを一応、着氷できて高得点を出せたので、フリーにつながるいい演技だった」と笑顔。3回転半については「ここに来てからの練習を含めて一番いい。100点に近いアクセル。しっかり加点にもつながった。普段よりも高くなってきた」と大満足だ。その上で減点となったループについて「少し悔しいミス。明日に向けて修正しないといけない。(フリーは)すべてのジャンプをしっかり確認しないといけない」と反省も忘れない。

 一方、コストルナヤは演技後に4回転へ挑戦する紀平について「素晴らしい選手。尊敬に値する」と言いつつも「私はいつも新しい記録を目指している」とキッパリ。これに対して紀平は「演技前に85点というのを見てビックリ。少し驚いたけど理解はできた。3回転ルッツができれば私もこの点を狙える」と前向きだ。

 フリーでの逆転Vへ向けて注目されるのは自身の公式戦初となる4回転ジャンプ(サルコー)だ。これについて「明日の練習で最終判断したい。4回転を入れたことで他にミスが出ないか? 4回転の調子と他のジャンプの調子を見て決めたい」と冷静に戦況を見つめる。

 さらに紀平はこんな野望も口にした。

「一番は北京五輪で優勝という夢がある。優勝というのは誰にも負けられないということ。今から何が足りないか?を考えないといけない」

 設定したゴールは果てしなく高い場所にある。