織田信成氏の代理人が答えた「なぜ今?モラハラ提訴」の理由

2019年11月20日 16時30分

会見した織田氏

 なぜ、このタイミングだったのか。関西大アイススケート部元監督でプロフィギュアスケーターの織田信成氏(32)が、同部の浜田美栄コーチ(60)からモラルハラスメントを受けたとし、1100万円の損害賠償を求めて提訴した件はフィギュア界に大きな影響を与えている。

 22日にはグランプリシリーズ第6戦のNHK杯(札幌市)が開幕する。男子で五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)をはじめ、女子で浜田コーチの教え子の紀平梨花(17=関大KFSC)らが出場し、シーズンが本格化する時期だけに関係者からは「最悪のタイミング」との声が漏れている。

 織田氏、浜田コーチの両人をよく知るフィギュア関係者は「気持ちは分かるが、なにも今の時期に提訴しなくても…。もう少し考えてほしかった」と苦言を呈す。織田氏も会見で「シーズンが始まる前に解決したかった」と話していただけに、疑問は残る。

 織田氏の代理人、服部真尚弁護士は本紙の取材に「物事を進めてきたら今の時期になったということ。どの時期に提訴しても何らかのことは言われるでしょう。今、提訴したらシーズン中って言われるし、終わってからでも(来季の)シーズン前の大事な時期とか、東京オリンピック前にと言われる」と説明した。

 服部弁護士によると、今後、訴状は裁判所で審査され「浜田コーチの元へ訴状が届くのはNHK杯の後」という。その1か月後が第1回期日となるため越年は確実だ。一方で、関大サイドは「(19日)現在、浜田コーチには連絡しているが、レスポンスがない状態」と話し、コメントを出す予定もないという。

 12月には全日本選手権、来年3月には世界選手権が控える。皮肉にも裁判はシーズン佳境と比例して熱を帯びることになりそうだ。