【ジャパンOP】紀平梨花「ホントは入れたいけど…」4回転は回避濃厚

2019年10月04日 18時58分

公式練習を行った紀平梨花

 フィギュアスケートの紀平梨花(17=関大KFSC)が4日、ジャパンオープン(さいたまスーパーアリーナ)の前日練習を行った。

 昨季はグランプリ(GP)ファイナルを制覇するなど大ブレーク。先月のオータムクラシック(カナダ)を制し、シニア2年目も最高のスタートを切った中での大会となるが、注目の4回転ジャンプ(サルコー)は回避が濃厚だ。

 先月上旬、3回転ルッツを練習中に左足首を痛めた紀平。この日、練習を終えると「思っていた以上に(痛みが)長引いている。無理したらダメなので、痛いと感じたジャンプはしないようにしている」と語った。

 とはいえ葛藤もある。今季シニアデビューのアレクサンドラ・トルソワ(15=ロシア)とはシニア初対決。練習で何度も4回転ジャンプを成功させるトルソワを間近で見た紀平は「(トルソワの)4回転は本当に素晴らしい。私も早く完成させないとなっていう気持ち」と漏らした。トルソワは前大会で世界最高得点Vを果たしており「そういう点数を狙っていくには4回転も必要になってくる」、「4回転はホントは入れたい」と跳びたい気持ちをウズウズさせる。しかし、一方で「まだ他のジャンプがうまくハマっていない。(4回転を)入れることによって、他を崩したくない気持ちがすごく強い」と複雑な胸中をのぞかせる。また、挑戦すればケガを悪化させるリスクも伴う。紀平には「世界選手権で表彰台」という大目標がある。25日開幕のGPシリーズ「スケートカナダ」が控えていることを考えると、無理せず回避の気持ちが強くなるのは当然だ。

「明日の朝練で調整できたらって感じなので、まだ分からない」と言いつつ「今のところ4回転を入れられる状態じゃない」とも語る。挑戦か、我慢か――。その最終ジャッジに注目が集まる。