織田信成氏がアイススケート部監督辞任 関大のモラハラ行為告白で大波紋

2019年10月01日 16時30分

織田氏は関大が発表した辞任理由に反発している

 フィギュアスケートの2010年バンクーバー五輪7位でプロスケーターの織田信成氏(32)が関西大学アイススケート部監督を辞任した理由について「リンク内で私に対して嫌がらせやモラハラ行為があり、その影響で今年春頃から体調を崩すようになり」と29日に自身のブログで衝撃告白。この突然の“宣戦布告”を受けて関大は30日に文書で反論し、さらなる波紋が広がっている。

 関大によると、今年4月に織田氏の指導方法を巡って部内で意見の相違が生じた。織田氏のブログによれば、「今回の件で」7月に同氏が弁護士同席で大学サイドと面会。2か月経過しても報告がなく「このままでは何も変わらないだろうと半ば諦めた気持ちで、監督の職を辞する決意を致しました」と9月9日の辞任に至った。

 辞任理由に当初、関大は「多忙で監督としての時間を十分に持てない」と発表。これに織田氏は「多忙を理由に監督を辞任したわけではなく、また関西大学との話し合いの場で『多忙で監督として十分な時間が取れない』とは一言も話していません」と主張した。しかし大学側は「9月9日の退任の報道にあたっては所属事務所と十分に協議の上、発表しておりますことを申し添えます」と反論。両者の主張は平行線をたどっている。

 織田氏は同じ内容をブログに英語でも記したが、果たして怒りの矛先は誰なのか? ある関大関係者は「ブログを読む限り、織田さんは学長に対して個人的な思いがあると想像します。ただ、うちとしては敵対関係ではなく、あくまで良好に話し合いの場を持ちたいと思っている」と語る。

 同関係者の説明では、織田氏は8月10日に大学側に辞任の意向を一方的に伝えて同21日に面会したが折り合わず、それを最後に連絡を取っていないという。状況は穏やかではないが、両者とも相手への感謝の気持ちを述べているのが唯一の救い。昨夏に大騒動となった体操協会のパワハラ問題の二の舞いにならないことを祈るばかりだが…。