日本スケート連盟は24日、フィギュアスケートの2019―20年シーズンの国際大会出場選手を承認。男子で五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)、女子で昨季グランプリファイナル覇者の紀平梨花(17=関大KFSC)が9月12日開幕のオータムクラシック(カナダ・オークビル)で初戦を迎えることが決まった。

 男女両エースの新シーズンのテーマは「挑戦」だ。羽生は3月の世界選手権(2位)の終了後、来季の4回転ジャンプについて「ルッツもフリップも頑張ります。全部やる気でいます」と語った。その「全部」には、人類初のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)も含まれており、4月のイベントでは「4回転半を初めて公式試合できれいに決める人になりたい」と明言。「将来的に」のニュアンスが含まれているため今季初戦で見られるかは未知数だが、最大の注目ポイントであることは間違いない。

 一方、シニアデビューの昨季、大旋風を起こした紀平はフリー冒頭で4回転サルコーを組み込んでいる。さらにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を2回行う演技構成も決定的で、進化した姿を披露する。