【世界国別対抗戦】紀平3回転半いきなり転倒し5位 日本は2位

2019年04月13日 19時26分

演技終了後申し訳なさそうに両手を合わせる紀平

 フィギュアスケートの今季最終戦「世界国別対抗戦」(マリンメッセ福岡)は13日、女子フリーが行われた。ショートプログラム(SP)で自身が持つ世界最高得点を更新する83・97点をマークした日本女子のエース・紀平梨花(16=関大KFSC)はフリーで2度も転倒してしまい、138・37点(5位)と今季最終戦を有終の美で飾ることはできなかった。なお、日本は2位(銀メダル)だった。

 グランプリ(GP)ファイナル制覇、国際大会6連勝など世界を驚かせ続けたシニアデビューイヤー。その最後を締めくくる演技となったが、目標に掲げていた「ノーミス」「自己ベスト更新」とは程遠い内容だった。

 幾度となくミラクルを演出したフリーの曲「ビューティフル・ストーム」は激しい雷鳴の音とともにスタート。しかし、この日のヒロインは本来の姿ではない。冒頭のコンビネーションのトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)をいきなり転倒。続く単発のトリプルアクセルは成功したが、それでも流れに乗れない。中盤の3回転連続ジャンプでは後半のトーループで転倒するなど、後味の悪い今季最終戦となった。

 演技を終えた紀平は、超満員のスタンドのファンに「ごめんなさい」とばかり、胸の前で両手を合わせた。日本は2連覇を逃し、自身の記録を大幅に下回る結果には、笑顔の中にも悔しさをにじませた。

 しかし、紀平のスケーター人生は始まったばかり。来季は4回転ジャンプ挑戦へ意欲を燃やしており、すでにオフに向けて「バレエの練習を増やしたり、トレーニングのメニューを決めたり、やりたいことがたくさんある」と先を見据えている。この日の悔しさはむしろ、来年の進化を予感させる。