【フィギュア】中継するテレ朝ショック 羽生が世界国別対抗戦を欠場 

2019年03月26日 16時30分

世界選手権での羽生の演技は感動を呼んだが…

 フィギュアスケート男子で五輪2連覇の羽生結弦(24=ANA)が世界国別対抗戦(4月11~13日、マリンメッセ福岡)をケガのため欠場することになった。25日、日本スケート連盟を通じ「世界選手権に向けて頑張ってきた。右足にさらに負担をかけることは難しく、医師からも引き続きの加療が必要と言われた。一日も早くケガを完治させ、来シーズンに向け練習に励みます」とコメントした。

 23日まで行われた世界選手権に右足首の故障が完治しないまま出場。300点超えを果たすも、前回王者のネーサン・チェン(19=米国)に敗れ、銀メダルだった。しかし

 ショートプログラム(SP)3位発進の羽生が大逆転なるかに注目が集まり、フジテレビ系列で中継された男子フリー(23日)の瞬間最高視聴率は、関東地区で30・4%(平均24・3%)を記録。関西地区では32・8%(同25・8%)と驚異的な数字をたたき出した。

 この異常とも言える羽生人気は女性ファンの存在抜きには語れない。世界選手権でも公式練習から羽生の一挙手一投足を追い、ジャンプを決めるたびに大歓声。本番では地鳴りのごとく響いた。演技終了後には「くまのプーさん」のぬいぐるみが氷上を埋め尽くさんばかりに投げ入れられた。これには優勝したチェンも「ファンの情熱に感動した」と舌を巻いたほどだ。

 フィギュアはある程度の視聴率が見込めるコンテンツだが、こうした女性ファンが「結弦が出ないなら見ない」と思う可能性もあり、羽生の存在が数字を大きく左右するのは明らかだ。世界国別対抗戦を中継するテレビ朝日系列局は、世界選手権でケガが悪化しないようにと祈るような思いで見ていたに違いないが…関係者の落胆は察するに余りある。(視聴率はビデオリサーチ調べ)