フィギュアスケート世界選手権で銀メダルを獲得した羽生結弦(24=ANA)が熱戦から一夜明けた24日、現役引退を発表した米大リーグ・マリナーズのイチロー外野手(45)について「寂しいなっていうのが率直な感想ですかね。ホントに世界のレジェンドなので。素晴らしいバッティングセンスや盗塁とか走塁のベーランのセンス、あの肩…語りだしたら止まらない」と言葉を選びつつ、尊敬の思いを語った。

 羽生は今大会、右足首の負傷から約4か月ぶりに復帰した。金メダルには届かなかったが、常に頂点を求められる“宿命”はイチローと同じ。それだけに「ホントにいろんな言葉に支えられ、影響を受けて、練習方法やトレーニング方法を変えてきた」と多大な刺激を受けていたようだ。

「やっぱり素晴らしい方だなって思うと同時に、言葉っていろんな媒体に残っているので、それをまた研究しつつ、自分にも生かせたらいいなって改めて思いました」

 一流は一流を知る――。羽生の言葉がそれを証明しているだろう。