フィギュアスケート世界選手権、国際大会6連勝中の紀平梨花(16=関大KFSC)は女子ショートプログラム(SP=20日)で冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を失敗して7位発進。SP直後は「悪かったことを全部克服すれば(22日のフリーで逆転は)できると思う」と自らを鼓舞した。

 21日にはその言葉通り、フリーに向けた公式練習でトリプルアクセルを11回着氷させた。首位のアリーナ・ザギトワ(16=ロシア)とは11・18点差。今季の国際大会で4度の逆転Vを成し遂げているだけに、得意のフリーで巻き返す。