フィギュアスケートの四大陸選手権(カリフォルニア州アナハイム)で初出場で優勝を果たした紀平梨花(16=関大KFSC)、同じく初の金メダルを獲得した宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が12日、成田空港に帰国した。

 昨年のグランプリ(GP)ファイナル優勝後と同様、多くの報道陣に囲まれた2人は笑顔を見せたが、この日、競泳女子の池江璃花子(18=ルネサンス)が白血病を公表したことを知った紀平は「白血病? 発表された?」としばし言葉を失った。先月に都内で開催されたビッグスポーツ賞では一緒に写真を撮るなど親交を深めたばかり。「競技をやっている先輩なんですけど、自分がスポーツが好きという気持ちを大切にし、また頑張ってほしいと思います」と語った。

 また、宇野も慎重に言葉を選びながら「ボクは無知なので詳しいことをお答えすることができません。ケガとか病気は人が思っているより自分が一番苦しい。無知な状態で何か発言できるほど…その権利はないと思います」と答えた。