負傷の紀平フィギュア四大陸選手権強行出場へ

2019年02月07日 16時33分

フィギュアスケート四大陸選手権に出場する紀平

【カリフォルニア州アナハイム6日(日本時間7日)発】欧州以外の国・地域が参加するフィギュアスケートの四大陸選手権(7日=同8日開幕)、前日(5日=同6日)に左手薬指を痛めるアクシデントに見舞われた女子の紀平梨花(16=関大KFSC)が公式練習で患部を固定する痛々しい姿を見せた。最終的にドクターの診断を待って出場可否を判断する予定だが、紀平本人は強行出場する意向を示した。

 練習開始時刻に姿を見せなかった紀平は約15分後、リンクに登場。ジャンプを中心に軽めのメニューをこなした。前日の練習終盤に転倒し「突き指だと思うけど、結構やばい。(痛みが)ひいてくれたらいいけど」と話していたが、この日は患部を含め、中指から小指までをテーピングで固定していた。7日(日本時間8日)に行われるショートプログラム(SP)への影響も懸念される中、紀平は練習前の早朝に病院でレントゲン撮影をしており、最終的にはチームドクターの診断を待って出場可否を判断する予定という。ただ、紀平自身は出場に向けて「痛いけどやる」と強い意欲を示した。

 また、滑走順抽選も行われ、紀平は19番目。坂本花織(18)は20番目、三原舞依(19=ともにシスメックス)は最終滑走の22番目となった。今季シニアデビューし、グランプリ(GP)ファイナルで優勝するなど、注目の存在となったが、図らずも在籍するN高校の大幅な知名度アップにつながった。N高校は「インターネットと通信制の制度を活用した新しい形の学校」として2016年4月に開校し、沖縄に本校を設置しながら全国から約1500人の生徒を募ってスタート。現在は通学コースが加わり、東京、大阪などにキャンパスが8校、約7800人の生徒が在籍している。

 同校の広報担当者によれば、昨年11月のGPシリーズ・NHK杯優勝以降「ホームページのPV(ページビュー)が数倍になったり、問い合わせのお電話もかなりいただいております」とのこと。来年度は多くの新入生、転校生の入学を見込んでおり、生徒数1万人の“大台突破”が近づいている。

 四大陸選手権に続き、3月には世界選手権(埼玉)が控えており、紀平が日本の新エースとして脚光を浴びるのは確実。N高校もますます注目を集めそうだ。