フィギュアスケート全日本選手権最終日(24日、大阪・東和薬品ラクタブドーム)は男子フリーが行われ、平昌五輪銀メダル・宇野昌磨(21=トヨタ自動車)が合計289・10点で3連覇を達成。今季から現役復帰して5年ぶりの出場を果たした高橋大輔(32=関大KFSC)は合計239・62点の2位と健闘した。

 SP2位でフリーに臨んだ高橋は「やるかどうかはメンタルと相談」と話していた4回転ジャンプに挑むも回転不足。それでも宇野に次ぐ2位の成績に「まさかの2位。自分がいい演技をして表彰台に立ててないので。自分のスッキリする演技でこの場に立ちたかった」と反省しつつも「とりあえずひと段落。ホッとしています」と笑顔で語った。

 昨年は解説者として会場入りし、後輩たちの滑りを見て現役復帰を決めた。2010年バンクーバー五輪銅メダル、同年世界選手権V、12年グランプリファイナルVと実績十分のレジェンド。次は国際大会での完全復活に期待がかかる。