【ロシア・モスクワ17日発】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯の男子フリーでショートプログラム(SP)1位の羽生結弦(23=ANA)が167・89点をマークし、合計278・42点で優勝。他を寄せつけない圧巻の演技で連勝し、5度目の優勝が懸かるGPファイナル(12月6日開幕、カナダ・バンクーバー)進出を決めた。

 SPではルール改正後の世界最高得点となる110・53点をマーク。しかし、この日の公式練習で転倒した際に右足首をひねり、その影響で後半にはジャンプでミスが出た。それでも最後まで滑り切り、しっかり結果を残した。

 友野一希(20=同志社大)が238・73点で、初の表彰台となる3位に入った。