【ロシア・モスクワ16日発】フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第5戦、ロシア杯男子ショートプログラム(SP)で五輪2連覇の羽生結弦(23=ANA)は110・53点で首位に立った。4日のフィンランド大会で自らが出したSP世界最高の106・69点を更新する圧巻の演技だった。

 モリス・クビテラシビリ(23=ジョージア)が89・94点で2位に入り、アレクサンデル・マヨロフ(27=スウェーデン)が82・33点で3位。友野一希(20=同大)は82・26点で4位だった。

 第3戦フィンランド大会で優勝した羽生はロシア大会で3位までに入ればシリーズ上位6人によるGPファイナル(12月6〜9日、カナダ・バンクーバー)への進出が決まる。フリーは17日に行われる。