【イタリア・ベルガモ13日(日本時間14日)発】フィギュアスケートの国際大会、ロンバルディア杯が開幕し、男子ショートプログラム(SP)では平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)が104.15点をマークし、首位に立った。昨季世界選手権5位の友野一希(20=同大)は75.47点で5位だった。

 国際スケート連盟は今大会から新ルールを適用。ジャンプの基礎点が下がる一方で出来栄え点(GOE)が7段階(プラス3~マイナス3)から11段階(プラス5~マイナス5)になった恩恵を宇野は最大限に受けた。

 冒頭の4回転フリップを成功させ、GOEは3.74点。昨季までの限界を超えた得点を叩き出した。続く4回転―2回転トーループも成功し、後半のトリプルアクセルも着氷。リセットされたとはいえ、昨季マークしたSP自己最高の104.87点に迫る得点だった。

 女子SPは平昌五輪6位の坂本花織(18=シスメックス)がジャンプのミスなどで得点が伸びず、49.91点で9位と出遅れ。シニア1年目の山下真瑚(15=中京大中京高)は55.33点で5位。エリザベータ・トゥクタミシェワ(21=ロシア)が65.69点で首位に立った。