【NBA】八村に求められるテイタム封じ プレーオフ進出かけ一発勝負

2021年05月18日 11時30分

セルティックス戦はテイタム(左)を封じる守備がカギになる(ロイター=USA TODAY)

【KJ松井のCatch&Shoot(66)】米プロバスケットボールNBAはレギュラーシーズンの全日程が終了。ワシントン・ウィザーズは東地区の8位となり、18日(日本時間19日)に同7位のボストン・セルティックスとプレーオフ進出をかけた「プレーイン」を行う。“一発勝負”の試合を勝ち抜いてプレーオフに進むために、八村塁(23)に求められるプレーとは? 本紙バスケット評論のB・リーグ京都ハンナリーズ松井啓十郎(35)が攻守の両面からポイントを挙げた。

 レギュラーシーズン最後の試合となった16日(日本時間17日)のシャーロット・ホーネッツ戦は勝った方が8位になるという状況でした。「プレーイン」は8位なら7位チームとの対戦に勝てば、それでプレーオフ進出が決定。負けても9位対10位の勝者との対戦に勝てば進出できますが、9位だと2連勝しないといけません。

 この違いは非常に大きいので、ホーネッツに勝ったのは意味のあること。その大事な試合でウィザーズの最初のプレーは、八村選手がラッセル・ウエストブルック(32)とのスクリーンからアイソレーション(意図的に1対1の状況をつくること)でのジャンプシュートで、これを決めました。

 ここからは中にドライブすることもできる得意な形なので、チームとして八村選手に早めに点を取ってもらう狙いがあったのだと思います。得意のパターンで早めに点を取ることは八村選手にとってもチームにとっても大事になってきます。セルティックス戦でも早めにこうした点の取り方をしてほしいです。

 また、守備ではジェイソン・テイタム(23)を抑えられるか。先月にはラリー・バードと並ぶ、チーム史上最多タイの1試合60得点をマークしたテイタムをいかに消耗させて得点させない守備ができるかが勝敗のカギになるはずです。

 セルティックスは今シーズン平均24・7得点のジェイレン・ブラウン(24)が左手首を手術。不在となってからの試合は2勝5敗なので、勝てるチャンスは十分にあると思います。プレーオフを戦うことは大きな“財産”になるので、ぜひとも勝ち進んでほしいですね。

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日生まれ。東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。

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