【NBA】連戦の疲れ?八村の貢献度が低すぎる セルティックス戦でわずか2得点

2021年03月03日 14時00分

八村(右)はセルティックス戦で今季最少の2得点に終わった(ロイター=USA TODAY)

【KJ松井のCatch&Shoot(56)】米プロバスケットボールNBAワシントン・ウィザーズは2月28日(日本時間1日)のボストン・セルティックス戦で残り4秒に逆転されて敗れた。この試合で今シーズン最少の2得点に終わった八村塁(23)について、本紙バスケット評論のBリーグ・京都ハンナリーズ松井啓十郎(35)は連戦の疲労もあったとはいえ、エースに比べて貢献度が低すぎると指摘した。

 この試合でのセルティックスは、ジェイソン・テイタム(23)が八村選手に対してアイソレーション(意図的に1対1の状況をつくるプレー)をしている場面が目立ちました。

 最後はテイタムが6連続得点でセルティックスが逆転勝ち。決勝点となったゴールの時も「ここはテイタムで来る」と分かっているはずなのに八村選手のカバーが遅れたので、ディフェンスで“やられてる感”がありましたね。

 ウィザーズは前夜にホームでティンバーウルブズ戦。それからボストンに移動しての連戦だったので、疲れがあったとは思いますが、移動も連戦も昨シーズンから経験していることです。

 同じ条件でプレーしているブラッドリー・ビール(27)はセルティックス戦で39分出場して46得点。八村選手は25分で2得点で、第4クオーター(Q)の接戦の場面でほとんど出ておらず、チームへの貢献度が違いすぎます。

 セルティックス戦での唯一の得点は第2Qの残り7分、インサイドに入っての八村選手らしいシュートでしたが、あのプレーは第1Qにもできたはず。2年目とはいえ出場試合はすべてスタメンですから、もっとシュートを決めなければいけない立場。早い時間に得意な形で決めると自分もチームも楽になります。

 あと2試合でオールスターによる中断がありますが、その先も1週間に約4試合のペースでの過密日程は続きます。セルフケアとコンディショニングをしっかりして、安定したプレーをしてほしいです。

 安定したプレーが求められるのは、ラプターズの渡辺雄太選手(26)も同じ。シーズン終盤になるとプレーオフを見据えて主力をなるべく休ませたいので出場機会も増えると思います。試合に出たらまずは守備で。あとはオープンな状態でのシュートの確率を上げるようにしたいですね。

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日生まれ。東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。

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