【NBA】今季初の日本人対決 八村のシュートを止める渡辺を見たい

2021年02月09日 14時00分

渡辺(左写真)は八村(右写真)のシュートを止められるか(写真はともにロイター=USA TODAY)

【KJ松井のCatch&Shoot(53)】 米プロバスケットボールNBAは10日(日本時間11日)にワシントン・ウィザーズがホームにトロント・ラプターズを迎え、八村塁(23)と渡辺雄太(26)が今シーズン初めて対戦する。日本のファンが注目するカードで本紙バスケット評論のBリーグ・京都ハンナリーズ松井啓十郎(35)が「見たいプレー」として挙げたのは、渡辺が八村をブロックするシーンだ。

 日本のファンにとっては注目のウィザーズ対ラプターズ。八村選手と渡辺選手の対戦は昨シーズンもありました。当時はメンフィス・グリズリーズにいた渡辺選手が試合に出たのは「興行的な意味合いもあったのかな」という感じでしたが、今はラプターズのローテーションに欠かせない立場になりました。

 グリズリーズでは5分出ると「今日はよかった」という感じだったのが、今は出るのが当たり前。5分だと「調子が悪い? 何かあった?」と思われるようになりました。

 試合では2人が直接マッチアップするシーンが見られるかもしれません。それはそれで楽しみなのですが、僕としては渡辺選手が他の選手を守っている状況で、ドライブしてきたラッセル・ウエストブルック(32)からパスを受けた八村選手がシュートするところを渡辺選手がブロックする場面があれば、面白いなと思っています。

 チーム状態は対照的。守備のいいラプターズと、守備の悪いウィザーズで、違いがはっきり見えるのではないでしょうか。一方でスケジュールを見ると、ウィザーズはアウェー4連戦を終えてホームに戻って最初の試合。ラプターズはアウェー6連戦の5試合目ということで疲労があるかもしれません。

 とはいえ、今シーズンのラプターズはカナダとの国境をまたぐ移動が制限されていることでフロリダ州タンパを仮の本拠地にしており、全試合がアウェーのようなもの。攻撃が売りのチームだとアリーナの雰囲気や規模によってシュートが入る、入らないがありますが、ラプターズは守備が持ち味なので、調子の“波”は少ないです。

 主力も好調ですし、ラプターズが有利に思えますが、ウィザーズも1月31日(日本時間1日)のブルックリン・ネッツ戦では最後に大逆転しての勝利。その口火を切ったともいえるのが八村選手のスリーポイントシュートだっただけに、試合のカギとなるようなプレーをしてほしいですね。

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日生まれ。東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。