【NBA】八村 2年目へ「ここの進化」が見たい スリーポイント成功率40%超得に期待

2020年12月02日 14時00分

八村はスリーポイントシュートの精度も課題だ(ロイター=USA TODAY)

【KJ松井のCatch&Shoot(44)】米プロバスケットボールNBAは22日のレギュラーシーズン開幕に先立って行われるプレシーズンゲームの日程を発表した。八村塁(22)が所属するウィザーズは13日(日本時間14日)のネッツ戦を皮切りに3試合が組まれたが、ここではどんなことが課題となるのか。本紙バスケット評論のBリーグ・京都ハンナリーズ松井啓十郎(35)が解説する。

 つい先日レイカーズがファイナルを制覇したと思ったら、もう新シーズンに向けてのキャンプが始まります。NBAで2年目となる八村選手は、ルーキーで対戦相手がまだ「様子見」だった昨シーズンとは違って様々な対策をされることになると思います。

 ネッツと1試合、その後にピストンズと2試合が組まれたプレシーズンゲームでは「2年目の壁」に当たらないために、課題だったシュート力がどれだけアップしたかを見せられるかがカギだと思います。特に昨シーズンは成功率が28・7%だったスリーポイントシュートは、ノーマークだったら40%を超えるぐらいの確率で決められるようになってほしいですね。

 もうひとつは「フィニッシュ力」。トレーニングの映像などを見ると、しっかり体づくりをしているようですが、リング周りで決められる体の強さなど、明らかに成長した、というところを見せてほしいです。

 昨シーズンは新型コロナウイルスの影響で3月に中断しましたが、八村選手は7月の再開後に「バブル」(フロリダ州オーランドでの集中開催)でプレーすることができたのは良かったと思います。プレーオフには進出できませんでしたが、その分しっかり休みも取れて、いい状態で新シーズンに向けての準備ができるのではないでしょうか。

 ウィザーズは昨シーズン、ケガで1試合も出なかったジョン・ウォール(30)の去就が不透明です。トレードとなる場合の相手として名前が挙がっているのが、ロケッツのラッセル・ウエストブルック(32)です。

 ロケッツではジェームズ・ハーデン(31)がいたため、それほどボールを持つことはありませんでしたが、ウィザーズに来ることになったら、サンダーにいた時のような「ワンマンショー」のようなプレーをするのではないでしょうか。

 八村選手ともフィットすると思うので、一緒にプレーすることになったら面白いですね。

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日生まれ。東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。

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