BリーグがPCR検査に3億円かける理由

2020年07月14日 11時10分

島田チェアマン(C)B.LEAGUE

 男子プロバスケットボール・Bリーグが2020~21年シーズンの日程を発表。B1、B2ともに10月2日に開幕し、「ファイナル」(来年5月29日~6月1日、横浜アリーナ)で年間王者を決める。今月から就任したBリーグの島田慎二チェアマン(49)は会見で「PCR検査を2週間ごとに計18回実施。その費用はBリーグが負担します」と表明し、注目を集めた。

 検査の対象はB1、B2の全選手とチームスタッフ、審判で約900人。費用の総額は3億円程度が見込まれる。Bリーグの19~20年シーズンはレギュラーシーズンの約3分の1とプレーオフを開催できず打ち切りになり、収入減の状況だけに3億円の負担は小さくない。それでも、Bリーグを安全に開催することは「(東京)五輪につながると思っている」(島田チェアマン)。

 新型コロナウイルス禍で中止していた国内のプロスポーツはすでに野球とJリーグが始まったが、いずれも屋外か巨大なドームでの開催。5000~1万人程度収容の体育館で身体接触のあるスポーツを半年超にわたって安全に開催することは、同規模の屋内会場が多く使われる東京五輪に向けたシミュレーションにもなる。

 バスケットは五輪の花形競技の一つ。開催国のプロリーグが安全に開催できることを世界にアピールする責任は重大だ。