【バスケットボール】KJ松井が五輪代表直訴「オレを呼んでくれ!!」

2020年05月11日 16時40分

松井はオンライン開催の「Bリーグアワード」で受賞(京都ハンナリーズ提供)

【KJ松井のCatch&Shoot】呼ばれないのはなぜ? 本紙でバスケットボール評論を務める京都ハンナリーズの松井啓十郎(34)が、男子プロバスケットBリーグの年間表彰「Bリーグアワード」で「ベスト3P成功率賞」を受賞。47・2%の成功率は歴代最高で、スリーポイントシュートの成功数や、試合出場時間でも日本人選手トップを記録した。来シーズンはこの数字をさらに伸ばすことを誓った上で、1年延期となった東京五輪での日本代表入りへ向けて熱い思いを語った。

 JBL、NBL(いずれもBリーグの前身)時代に続いて3度目のスリーポイントのタイトルを取ることができました。今シーズンからハンナリーズに移籍して開幕前は「試合に出られるのか」「シュートが入るのか」という不安もありましたが、今は「他の誰かが打つなら自分が打ったほうが入る」と主張できる自信を持て、バスケットが楽しくプレーできています。来シーズンは成功率50%を目標に頑張りたいと思っています。

「ベスト3P成功率賞」の対象は「全試合数の85%以上に出場、かつ1試合平均1・5本以上成功」していることが条件ですが、僕は全41試合すべてでスタメン出場して平均2・2本決めています。成功数「91」は日本人でトップでした。

 さらに次の2つは帰化選手を除いた日本人でのランキングになりますが、平均出場時間は29分51秒でトップ。平均得点「12・0」も5位(特別指定選手として1月に三遠に加入し、11試合出場の河村勇輝を含めると6位)でした。

 10月で35歳になりますが、Bリーグの日本人選手で最も長い時間プレーして、スリーポイントシュートの確率や平均得点といった数字でも結果を出せたことで、年齢のことは心配ないとアピールできたと思っています。僕は過去に(男子日本代表ヘッドコーチの)トーマス・ウィスマン、鈴木貴美一さん、長谷川健志さんのもとで日本代表に呼んでもらいましたけど、その後呼ばれていないのは「なぜ?」という思いはあります。

 もちろん監督の好みや、シューターとしては小さいといったことはあるかもしれませんが、今の日本代表は誰か1人が30~35分も出るのではなく、多くの選手がローテーションするシステム。その中で「スリーポイントを決めてこい」という使われ方をすれば結果を出せる自信はあります。

 代表に呼んでもらうために、来シーズンも「ベスト3P成功率賞」を取ることを目標にします。Bリーグになってから2年連続で取った選手はいません。来シーズンは相手チームからのマークも厳しくなるでしょうが、その中で今シーズン以上の数字を残してアピールしたいですね。

 東京五輪の延期は、僕にとってはチャンスが広がったと思っています。この気持ちで10月からの来シーズンは頑張りますので、応援よろしくお願いいたします。

 次回からはまたNBAの話題をお届けしますので、お楽しみに!

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日生まれ。東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。2019―20年シーズンの「ベスト3P成功率賞」を獲得。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。