【NBA】ライジング・スターズにスタメン出場 八村に全米がくぎ付け

2020年02月18日 16時40分

八村は若手のオールスター戦で豪快なダンク!(ロイター=USA TODAY Sports)

【KJ松井のCatch&Shoot】米プロバスケットボールNBAの八村塁(22=ウィザーズ)が新たなステージに駆け上がった。NBA加入2年目までの若手による米国選抜と世界選抜が対戦する「ライジング・スターズ」(14日=日本時間15日)では、世界選抜のスタメンで20分28秒出場し、14得点7リバウンドの活躍。このパフォーマンスを本紙バスケット評論のBリーグ京都ハンナリーズ、松井啓十郎(34)は大絶賛し「新たなファンを獲得したはず」と分析した。

 八村選手のプレーは見事でした。開始早々に速攻からダンクを決めると、直後にはルカ・ドンチッチ(20=マーベリックス)からのパスでアリウープ(パスを空中で受け取りそのままダンクするプレー)を披露しました。ドンチッチとはこの後にも、もう一回アリウープをやりましたね。

 今回のライジングスター戦やオールスター戦などお祭り的要素の強い試合は、最初から最後までずっと見続ける人は意外と少ないと思うんです。その中で八村選手のプレーは、最初から試合を見ていた人を間違いなくくぎ付けにしたでしょう。

 試合前に注目されたのは、ドンチッチと八村選手が一緒のチームでどんなプレーをするのか、でした。NBAはライジングスター戦の前日まで公式戦がありましたから、世界選抜のチームとしての練習はおそらくしていないと思います。

 その状況で、2年目ながら2日後のオールスター戦にも選出されるほど知名度の高いドンチッチと息の合ったプレーを見せたことで、八村選手の能力の素晴らしさを多くのバスケットファンにアピールできたでしょう。

 NBAでウィザーズは強豪でも人気チームでもないですから、米国内で多くの人が注目するというわけではありません。それがライジングスター戦という大舞台で、さらに今回はコービー(ブライアントさん)の事故(ヘリコプター墜落で事故死)の後ということもあって注目された試合で大活躍。これまで八村選手のことを知らなかった人にも大きくアピールできたはずです。

 さらに開催地はシカゴでした。マイケル・ジョーダン(米国)がブルズで3連覇を2度達成した大都市で活躍できたことは、ナイキの「ジョーダン・ブランド」と契約している八村選手にとっても大きな意味のあることだと思います。

 21日(日本時間22日)のキャブス(キャバリアーズ)戦から再開となるリーグ戦が楽しみですね。

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日生まれ。東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。