【KJ松井のCatch&Shoot】八村塁 合流後早くも遠征メンバー入りはベンチからのアシスト

2020年01月19日 11時00分

 12月から欠場が続くNBAワシントン・ウィザーズの八村塁(21)がようやくチームに合流した。早くも遠征メンバー入りを果たしたが、本紙でバスケットボール評論を展開する京都ハンナリーズの松井啓十郎(34)はその意図をどう見ているのか。今回はNBAを見る上での要チェック選手として、2人のスーパースターも併せて紹介する。

 八村選手がやっとチームに合流しました。まだ練習も別メニューですが、ウィザーズのアシスタント・コーチも「ルイはリカバーに向かって頑張っている」と言っていたので、順調に回復しているようです。その状況で15日(日本時間16日)のブルズ戦と17日(同18日)のラプターズ戦のアウェー戦に同行させることに、コーチやチームメートに好かれているんだな、と感じます。

 チームメートの誕生日に「ハッピー・バースデー」を歌っていたのを覚えている方もいるかもしれませんが、あの性格がチームの雰囲気を明るくしてくれるのでしょう。ウィザーズは12日までの5試合で3勝2敗と調子を上げてきているので、いい流れのチーム状態を見せておきたいというのもあるはずです。

 いずれにしても焦る必要はありませんから、仲間のプレーを見ることで復帰した時にすんなりチームに溶け込めるようにしてほしいですね。

【レブロン・ジェームズ“史上初”の快挙達成なるか】今のNBAを代表する選手といったら、やはりレブロン・ジェームズ(35=レイカーズ)でしょう。

 高校卒業後にキャバリアーズ入りして17シーズン目になりますが、1200を超える出場試合でスタメンを外れたのは一度だけ。これだけ長い期間大きなケガもせず、常にチームの中心でいられるのは驚異的なことです。

「キング」とも称されるプレーは強靱なフィジカルとパスセンスの良さ。現在はフォワード(F)で登録されていますが、ボール運びをすることもあるように、ポイントガード(PG)のポジションでもトップになれる能力の持ち主です。コート外では学校をつくって恵まれない子供たちを無料で通わせてあげる活動もしています。

 レイカーズは西地区の首位を独走中。もしファイナルを制覇すればヒートとキャブスに続いて3チーム目となります。そうなるとロバート・オーリー(49)、ジョン・サリー(55)に続いてNBA史上3人目。2人は控えだったこともあるので、すべて「エース」として勝ったとなれば“史上初”。この快挙を達成できるかにも注目です。

【アデトクンボが史上最高額の年俸になる日は近い】次の時代のスターはバックスのヤニス・アデトクンボ(25)。211センチのサイズでどのポジションもこなせるほどのセンスがあります。ズバぬけた身体能力の持ち主でもあり、フリースローラインの辺りで踏み切ったり、ハーフラインからドリブルを1回するだけでダンクに持ち込むことも珍しくありません。

 ちなみにリングまでの距離はフリースローラインから4メートルちょっと。ハーフラインからは12メートルほどの距離があります。さらにリングの高さは、普通の家の天井よりはるかに高い3メートル5センチ。ダンクするには当然これより手が上にいく必要があります。バスケットの試合中、相手選手をかわしたり、時にはぶつかったりしながらダンクしていることがいかにすごいかイメージしていただけますでしょうか?

 NBAでは在籍年数などで年俸の上限が決められており、現在の年俸2584万ドル(約28億4000万円)はトップ40に入っていませんが、スーパーマックス契約が可能となる2021~22年シーズン以降は史上最高額になるとも言われています。バックスは東地区の首位。ファイナルでレイカーズと対戦となったら面白いでしょうね。

【京都ハンナリーズ情報】松井が所属する京都は15日の島根戦に79―76で勝利。連勝を「5」とした。

 今週末は18日にオールスター戦が開催されるためリーグ戦はお休み。松井は初出場となる3ポイントコンテストでタイトルを獲得できるかが注目だ。

 ☆まつい・けいじゅうろう 1985年10月16日、東京都出身。バルセロナ五輪の「ドリームチーム」を見た父親の勧めで小学1年からバスケットを始め、6年時にはイベントでマイケル・ジョーダンと1対1で対戦した。高校から米国に渡り、コロンビア大学では日本人男子で初めてNCAA1部でプレー。卒業後は帰国し、今季から京都に加入。3点シュート成功率は現在日本人でトップ。ニックネームの「KJ」は、米国で「けいじゅうろう」を覚えてもらいにくいために使い始めた。188センチ、83キロ。