【NBA】八村 レギュラーの座大丈夫か

2019年12月25日 16時30分

負傷した八村だが、“ケガの功名”となるか(ロイター=USA TODAY Sports)

 米プロバスケットボールNBAのワシントン・ウィザーズ、八村塁(21)は大丈夫なのか。16日(日本時間17日)の試合で鼠径(そけい)部を負傷。26日(同27日)のピストンズ戦までの5試合を欠場すると発表されているが、開幕から全試合スタメン出場を続けてきた八村にとっては初めての長期離脱。本紙NBA解説のBリーグ京都ハンナリーズの“KJ”松井啓十郎(34)がドラフト1巡目ルーキーの「今」を分析した。

 八村は16日のピストンズ戦でチームメートに蹴られるような形で股関節を負傷した。不運としか言いようのないケガについて、松井は「まさにアクシデントですけど、むちゃな動きをしてやってしまったわけではないですから」と語った。

 松井の持論は「ケガをする選手は、下手な選手だと思っています」。その理由は「自分の体をコントロールできなくて、むちゃな動きをすることがケガの原因になることが多いですから」というものだ。自分の能力以上のプレーをしようとして負傷すると、似たようなシチュエーションで“トラウマ”になることもあるが、松井は「塁の場合は自分でやったケガじゃないから、その点は大丈夫だと思います」と心配なしを強調した。

 負傷した翌日(17日)に「5試合の欠場」が発表された。その理由を「26日のピストンズ戦まではアウェー4連戦。遠征に連れて行くよりも、ワシントンに残ってしっかり治して、という意味だったのだと思います」と指摘。さらに、この欠場が「いいブレーク(休息)になって、リフレッシュできるかもしれません」とも付け加えた。

 6月のドラフト後はキャンプを経てサマーリーグ、さらに日本代表としてW杯に出場。ウィザーズに戻ってからは10月23日の開幕戦以来、25試合連続でスタメン出場を続けてきた。

「慣れない環境に置かれると、いつもより疲れるものです。週に3試合ぐらいある状況だと、次のチーム対策とかに追われてなかなか自分のプレーを振り返る時間もなかったでしょうけど、自分を見つめたり、チームのプレーを客観的に見るいい機会になったのではないでしょうか」

 とはいえ、復帰が見込まれる28日(日本時間29日)のニックス戦以降にポジションが保証されているわけではない。競争が激しいNBAでは一気に立場を失うリスクとも背中合わせ。松井も「米国人はすごくハングリー。控えの選手は、小さなチャンスをいかにつかむかに必死です。そんな選手がいいプレーをして塁がいない状態で勝ち続けたりすると、そのメンバーを代えにくいとなることはあり得ます」とみている。

 復帰後に期待のルーキーがどんな使われ方をするのか、注目だ。

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