【バスケットボール】31日開幕W杯 男子日本代表が米国攻略へ3本の矢

2019年08月03日 16時30分

八村は9か月ぶりに代表に参戦

 バスケットボール男子の日本代表が2日、名古屋市内で合宿を公開した。世界最強の米国とも対戦する31日開幕のW杯(中国)へ向けて「三本の矢」の攻撃パターンに磨きをかけるという。

 米プロバスケットボールNBAコンビ、日本人初の1巡目ドラフト指名となった八村塁(21=ウィザーズ)とNBAを戦っている渡辺雄太(24=グリズリーズ)が約9か月ぶりに合流した代表合宿。八村は「ずっと練習できていなかったので、コートに戻ってこられてうれしい」とし、本場仕込みのダンクを連発して存在感を示した。

 馬場雄大(23=A東京)が「2人とも(昨年より)はるかに成長していると思います」と評したように、持ち味である2メートルを超えるサイズながら武器である世界級のスピードに磨きをかけた。

 とはいえ、W杯では対戦国がNBAコンビを徹底的にマークしてくるのは確実。2人を封じ込まれて“ジ・エンド”とならないためにはどうすればいいのか。そのヒントは「雄太さんとルイ(八村)だけじゃなく『3線』をつくれたら、相手には脅威になる」との馬場の言葉にあった。

「3線」とは速攻の際に3人で攻め込むこと。真ん中の選手がボールを持っているとすると、自分でシュートまで行くのか、あるいは左右の選手にパスするのか、守備側は的を絞りにくくなる。個人能力では米国など、日本をはるかに上回る選手はいる。だが、3人がトップスピードを維持しながらコンビネーションを発揮できるとなると世界でもそう多くはない。

 戦国武将・毛利元就の教えのごとく、NBAコンビに馬場らが加わり「三本目の矢」となって世界の強豪に立ち向かうというわけだ。自力で出場するのは21年ぶりとなるW杯は、2人のNBA選手と日本古来の教えとの融合で躍進をめざす。