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甲子園史上最高の二塁手 常葉菊川・町田友潤「野球への未練」断った広島・菊池さんのプレー


「甲子園史上最高の二塁手」と名高い町田

気になるアノ人を追跡調査!!野球探偵の備忘録】「セカンドに打ってしまえば望みはありません!」。この実況を聞いて、ピンとくる高校野球ファンも多いのではないか。かつて“甲子園史上最高のセカンド”と呼ばれた男は今、野球を離れ、第2の人生を歩んでいる。静岡・常葉菊川の「2番・二塁」として4季連続の甲子園出場。センバツ優勝、夏の選手権でも準優勝を収めた町田友潤が、大歓声に沸いた甲子園の“その後”を激白した。「出来過ぎなくらいですよ。チームとして『セカンドに打たせよう』という意識は特になかった。あれだけ多くのアウトを取れたのも、本当にたまたま、打球が飛んできただけなんです」

 2007年春、現DeNA左腕の田中健二朗を擁し全国制覇。それから4季連続で甲子園の土を踏んだ。3年夏の準々決勝、智弁和歌山戦では13―10で迎えた9回無死一塁の場面で一、二塁間への鋭い打球を後ろに倒れ込みながらも好捕。間髪を入れず二塁へ送球し併殺を取った。続く準決勝、浦添商戦では9―4で迎えた6回一死満塁のピンチに中堅へ抜けようかという打球を横っ跳びで捕球し、倒れ込んだままグラブを二塁ベースに叩きつけて併殺。この2試合で5度のダブルプレー、一人で19個ものアウトに絡んだ。

 ダイビングキャッチ、素手で捕球してのランニングスロー、体勢を崩しながらの切り返しスロー、バックハンドグラブトスからの“アライバ”(当時中日の二遊間、荒木―井端が得意としたコンビプレー)あり…と、数々のスーパープレーで甲子園の大観衆を魅了した町田も、当初は守備にたけた選手ではなかった。1年秋、センバツ出場をかけた地方大会では実に7つもの失策を記録している。

「森下監督が就任したのがすべてですね。ノックがうまくて、打球はいつも捕れるかどうか。練習時間の半分以上はノックを受けていたと思います」

 1年夏、自身も浜松商の二塁手兼主将としてセンバツ日本一に輝いた森下監督が就任。バントをしない「フルスイング野球」を掲げ、練習メニューも一新した。主に2番を任された町田もバントを封印、2年春のセンバツ決勝では先制のソロアーチを放った。

 森下監督が始めた「今までにない野球」はプレースタイルだけにとどまらない。センバツ出場のごほうびに、部員の要望でニューヨーク・ヤンキースに似せたロゴの縦じまのユニホームを新調。「強くて攻撃的な野球をイメージした結果、ヤンキースに決まったんです。あのユニホームが新しい時代の野球の象徴だった」。それまで夏の選手権、センバツとも出場1回にとどまっていた常葉菊川は、破竹の勢いで4季連続出場を果たす。

 最後の夏は甲子園決勝で大阪桐蔭に0―17の大敗。それでも野球に対する思いは冷めず、ほぼ全員が大学野球の道に進んだ。町田も東京六大学の名門・早大に進学したが…。
「感覚的なものなのでうまくは言えませんが、大学特有の人間関係のしがらみが嫌になってしまって。上下関係がどうとか言われてますが、今でも連絡を取ってる先輩はいっぱいいますし、早稲田には本当に感謝しているんです。むしろ周りの方たちを裏切ってしまったのは自分の方。ただただ自分が子供だった」

 1年を待たず大学を中退。居場所を失った町田は、かつてのチームメートでエースだった戸狩聡希の誘いで社会人野球のヤマハに入部、13年に故障で現役を諦めるまでプレーを続けた。

「自分の野球人生は本当にチームメートに恵まれたと思う。“高校球界の菊池”なんて言われたこともあるけど、去年菊池さんの自主トレを見に行って、間近で見るプロのプレーは格が違った。もし高卒でプロに行ったらどうだったかなと考えたこともあるけど、もう未練はありません」

 ユニホームを脱いだ現在は福祉関係の会社を立ち上げ、多忙な毎日を送る。今の仕事と巡り合ったきっかけもまた、野球だったという。

「センバツで優勝した直後に、ある親子に写真を頼まれたんです。その子は障害を持っている子で、お母さんが『私たちにも、本当に励みになりました』と話してくれた。その言葉がずっと心の隅に残っていて。野球ができる間は野球を頑張って、いつかは直接こういう人たちの役に立ちたいなって」

 福祉の仕事を続けつつ、いつかは母校で野球の指導に携わるのが今の目標だ。あの夏から10年。取材に口を開いたのは初めてだという“史上最高の二塁手”は、新しい夢に向かって奮闘を続けていた。

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