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昨夏の高校野球沖縄大会で雨に消えた勝ちゲーム…浦添商ナインは今


当時のジャージーとミットとともに、最後の夏を振り返った金城

【気になるアノ人を追跡調査!野球探偵の備忘録(50)】昨年夏、全国高校野球選手権沖縄大会で起きた「残酷すぎる幕切れ」が話題となった。同大会3回戦・小禄―浦添商の試合で、浦添商が8回の攻撃で逆転し1点リードとしたものの、降雨コールドによって得点が取り消され、7回終了時のスコアである7―8で敗戦。不運な雨に翻弄された浦添商ナインは、今どうしているのか。当時、チームの軸としてナインをけん引した捕手・金城慶也(19)が、あの夏の悲劇を振り返った。

「こんにちは!」。温和な表情で記者を出迎えた金城は、現在沖縄大学の1年生。当初は大学でも野球を続ける予定だったが、入学後すぐ、高校2年生のときから抱えていた手首と肩のケガが悪化し、現役引退を余儀なくされた。今は空いた時間を地元のガソリンスタンドでのアルバイトに充て、日々汗を流している。

「お金を稼ぐことの大変さを知りました。野球をするのにもお金がかかりますし、自分の場合ケガもしていたので余計に…。野球から離れて初めて、今まで支えてくれた親への感謝の気持ちがあふれてきました」

 バットを置いて約半年がたった金城は、今でも高校時代のナインとは交流が続いているという。ただ、そうなるとどうしても話題は“あの日”のことが…。

「今でも、チームのやつらと集まるたびに、あの試合のことは話題になります。口を揃えて言うのが『もう一回試合がしたいなぁ…』と」

 当時3年生だった金城らの代にとっては、あの日が高校最後の公式戦。当然、簡単には受け入れられない現実だった。

「あの時、僕の中では(8回裏以降も)まだやれると本気で思っていました。だからこそ、試合終了が宣告されたときは悔しいとかじゃなく、負けた気がしなかったんです。ほかのメンバーは泣いたりしてましたけど、自分は受け入れられずに涙すら出ませんでした」

 ゲームセットの瞬間、まぎれもなく彼らは“勝っていた”はずだった。だが…。やり場のない怒りや悔しさはどうしようもなかった。

「正直、あの時は審判の方へ怒りや疑問などもありました。あれだけ大好きだった野球も、しばらくは試合すら見たくないと思うようになって…」

 そんな金城だが、時がたつに連れて次第に冷静にあの日を見つめ直すことができるようになったという。

「多分もう、この気持ちは切り替わることはないと思うんです。どんなに悔しくても負けは負け。受け止めるしかないんです」

 一方、対戦相手だった小禄の選手とは今でも親交があるという。

「たまたま小禄の選手の何人かと大学で一緒になって。遊びに行ったりメシを食いに行ったり、仲の良い友人です」

 続けて「(恨んだりしたことは)ないです。もちろんですが、あいつらは何も悪くはないですしね。勝負の世界ですから。そもそもあの試合がなかったとしても友人になってたと思います(笑い)」とも。

 また、つらい思いをしたからこそ分かることもある。

 後輩たちに向けては「こういうことは起こり得ること。そうなる前に練習で必死になることだと思います。今でも、もっとあそこで必死になって練習すればよかった、と思うときがあるんです。だから後悔してほしくない。一日一日を大切に過ごしてほしいです」と、真剣なまなざしでメッセージを送った。

 最後に金城は「また大好きな野球がしたいんです」と夢を語った。現在抱えているケガは深刻で、調子が悪いときはキャッチボールなどもままならない。それでも「少しずつケガを治していって、またみんなで草野球などができたらいいな、と思っています」。

 あの時一度は止まってしまった浦添商ナインの“時計”。ナインの誰もが「あの日の続きを戦いたい」と願いながらも、それぞれが新たな時を刻み始めている。

 ☆きんじょう・けいや 1998年5月20日生まれ。沖縄県出身。中学時代には中学硬式野球ポニーリーグで日本代表のメンバーにも選出。高校入学後は打撃・守備ともにチームの軸として活躍した。高校2年生のときから手首と肩のケガに悩まされるも、扇の要としてナインをけん引。高校卒業後は沖縄大学に進学し、硬式野球部に入部したが、ケガが悪化したため現役を引退した。

【小禄―浦添商】2016年7月9日、ベスト8進出をかけた一戦は、7回終了時点で7―8と、浦添商が1点を追う展開。浦添商は8回表に9―8と逆転に成功するも、その裏の小禄の攻撃中に試合は大雨により中断してしまった。そのまま雨は降り続け、両軍の8回の攻撃が終了していないため、8回表の浦添商の得点は無効となり、幻の逆転劇となってしまった。

 それでも浦添商の選手たちは試合ができることをアピールするため、降り続く雨の中、ベンチ前でキャッチボールを続けたが、もちろん決定は覆らず。泣き崩れるナインに宮良監督は「選手は理解できないはずだし、もちろん納得もできないだろう」としながらも「ルールは変えられない。ここまでルールを守って頑張ってきただろう」と声をかけたという。

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